1、疾患の究極原因
昨今、様々なストレスにより、心身共に患う方が増えてきました。その根本的・究極的な原因として、体の要である「腰」に位置する「仙骨」が正しい位置にないことがあげられます。
例えば、肩が痛い・腰が痛い。といってもその原因のほとんどは使い方が悪い、生活習慣病です。
なぜ、使い方が悪くなってしまうのか?それは、人間の柱である「脊柱」の歪みにあります。
そして、「脊柱」の歪みは、その土台である「仙骨」に原因があるからです。あらゆる病因の根源を辿っていくと「仙骨」に至ります。
2、仙骨とは?
「仙人の骨」と書き、生命維持向上機能を司るスーパーボーンです。残念なことに現代医学では軽視され、脚光をあびる機会は少ないのですが、生まれてから死ぬまで絶えず動いています。
仙骨は、人の手のひら程度の大きさで、骨盤の中央にあり、建物でいう土台・基礎となって脊柱(人間の柱)を支えています。その上には頭蓋骨(4−6kg)があり、仙骨と後頭骨は、24個の脊椎(脊柱)につなげられており、毎分16〜17回のポンプ作用で脳に栄養分(酸素とブドウ糖)を供給する脳脊髄液を循環させています。
3、仙骨矯正の重要性
仙骨は体の中心に位置し、ストレスのバロメーターでもあります。体や心の状態が正常であれば、仙骨は柔軟性を保ち、正常に機能しますが、ストレスを強く受けていると仙骨は自ら形を変えてバランスを取ろうとします。
仙腸関節(仙骨と腸骨の接合部)に何らかの不具合があると、骨格・筋肉・神経・臓器・体液(血液・リンパ液)に過緊張・ストレスがかかり、疾患の原因となります。
※仙骨のズレにより起こりやすいトラブル。
◎うつ:体がきつくては、心も前向きにはなりにくいものです。心と体と脳は密接に繋がっています。
◎背骨・頭蓋・顔の歪み:仙骨が背骨、頭を支えており、ストレスが表情に出てきます。
◎首・肩・背中・腰のコリ痛み:体のバランスが崩れ、筋肉、骨格、血流、リンパに負担がかかりコリ固まってしまいます。
◎便秘・下痢:大腸は仙骨の前方にあり、直接影響を及ぼします。
◎冷え・むくみ:仙骨には体液(血液・リンパ液・脳脊髄液)の流れを整える働きがあり、ズレると血行障害などにより、血管自体にストレスがかかります。
◎生理痛・生理不順・不妊症・子宮筋腫・卵巣嚢腫(4、に特記)
仙骨の歪みチェック:仰向けに寝た際に腰の隙間に手が1枚位入るか?開き過ぎていないか、くっ付いていないか?足はキレイにV字を描いているか?仙骨・背骨のゆがみ、ねじれチェック。※仙腸関節の4つの接合部を筋力テスト(独自の検査法)で診断。
4、仙骨と女性機能(子宮・卵巣)のつながり
仙骨は、直腸・膀胱をはじめ、男性は前立腺・女性は子宮・卵巣など、重要な器官を保護しています。
特に、子宮は仙骨子宮靭帯によりしっかりと守られています。妊娠・出産時にこの靭帯がホルモンの働きで伸縮しスムーズに出産できるよう調整されます。
このように生殖機能に大きく関与し、影響を及ぼしていることから、特に女性においては『命の骨』と呼ばれています。仙骨が正しい位置にない時、常に子宮・卵巣が圧迫され、ストレスにさらされるため婦人科疾患の原因になります。子宮筋腫・卵巣嚢腫と仙骨の位置が正しくない事は、明らかに関連付けられています。
5、仙骨矯正の手順
S(Sacram=仙骨)・O(Occiput=後頭骨)・T(Technique=テクニック)の略。
仙腸関節の4つの接合部を筋力テスト(独自の検査法)によって診断し、2箇所以上の筋力低下が認められた時に行う施術です。
まず適切な位置に1枚のボードを敷き、短い方の脚側に直角・長い方へ45度下にブロックを3分間あてがいます。これを4〜8日間の間隔で最低6回繰り返す事により、 仙腸関節の接合ポイントを脳が正しく認識・記憶します。そして半永久的な効果がもたらされます。ただし途中で施術の期間を開けてしまうと、脳が認識できなくなります。最初からやり直さなければなりません。
6、結論
S.O.Tにより、仙腸関節の接合部を正しく矯正する事で、次の効果がもたらされます。
①骨格・筋肉・内臓・神経・体液(血液・リンパ液)へのストレス軽減。
②自律神経・免疫・ホルモン・脊椎各々のバランス力向上。
③リラックスできる余裕。心が前向きになり、意欲が湧いてくる。
④自然治癒力増進。NK(ナチュラルキラー)細胞活性化。
→ 仙骨は、あなたの命の泉・守り神!!