家に通われている患者さんの最高齢のおばあさんは97歳ですが、もう30年以上も元気に自分の足で歩いて通われています。
そんなおばあちゃんにいつも話すことがあります。「〇〇さん、歳を取るごとに『教育』と『教養が」大事なんですよ。」とそういうとおばあちゃんは笑いながら「私は教養も教育もないから、先生そっちの方は全然ダメですよ。」なんて言いますが、
そこですかさず私は言います。「いや〇〇さんは、教育も教養も十分あるから長生きで元気なんですよ」と
「教養」とは「今日用事がある(きょうようがある)」
「教育」とは「今日行くとこがる(きょういくがある)」
人間目標をなくすと1年半で亡くなるというデータがアメリカの統計で出ています。やはり大事なのは、年をとっても目標を持って、家に閉じこもらないで「きょういく(ところ)がある。きょうようがある。」って言うのが大事なんですね。
そして30年以上も続けて通われているおばあちゃん、背中はやや曲がってきて娘さんには付き添ってもらっていますが、毎日自分の足で杖なしで元気に歩いて通われています。
まさに継続は力ですね。元気で長生きしたいものですね。